こんにちは 「でざいんこま」小松です。
昨日 前々から気になっていた家具屋さんを仕事帰りに訪ねてきました。
いつもその通りを通る度に寄ってみたいと思っていたところです。
さすが 木工家具屋さんの展示場正面です。
扉の両側は栗板でこば張り(葺き)
入口扉の取手は金工作家さんの真鍮板がついてました。写真では解らないけど、微妙な凹凸があって一品物。味わいがあってよかったです。
数ある中 作品を・・
テーブルや椅子などの他にとても引かれる小物がたくさんありました。
黒檀の一輪さし 中央の縦に光ってるのは銀糸を差込んであるとのことでした。細かな加工が素晴らしい。
これはペン立て
木目がつながってていいですよね。底板は外れるようになってて、消しカスやほこりが溜まっても掃除しやすくなってます。使い手にうれしい心使いです。
私の好きな丸テーブル
角がなくて優しい感じでいいです。私が作るのとは比べ物にならないと痛感しました。でもこれから足しげく通って作り方を勉強したいと思いました!
ここの家具屋さん代表は「若いころはタモやナラ、山桜のいい無垢材が北海度などから簡単に手に入ったけど、今は全国を探して一年待っても手に入らない。材料が枯渇している」って話しておられました。木工家具の材料がなくなっては・・
まだ使われていない作品のそばに、100年以上経ってるかと思われる杉の茶箱が置いてありました。角がすれて丸くなり竹釘が顔を出してても物入と椅子かわりに使われていて、その対比がとっても印象的でした。
消費の社会から、いいものを長く大切につかって人から人へ渡り続けていく・・・いいものはうそをつかない。住宅にしても然り。ふらーっと立ち寄ったのにとてもいい刺激と勉強になりました。
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