こんにちは
でざいんこまの小松です。
前回は温度差によって、氷水が入ったコップの表面に水滴がつくように施工不良だと住宅の外壁にも壁内結露するとお話しをしました。
今回はバルコニー手摺壁やパラペットです。
これらの壁は両側とも外部なので気温差はほとんどないので壁内結露はしない!っと思われがちですが、実は施工不良の場合結露するんですよー!!
特に夏場に起こりやすいと考えられます。
スケッチの様に壁の中に通気層があって通気はできるのですが、壁の中にもう一つの壁があります。この壁が夏の日射によって温められて高温状態が夜になっても続きます。
ちょうど真夏の密閉された車中とおんなじ感じです。
そうすると気温が下がった夜は通気層側が冷えてて氷水のコップと同じ現象になり、壁の中の壁は住宅内部の湿度をたくさん含んでいるので壁内結露が発生します!!
少しづつ腐朽がすすんで10年もすると本来の強度がなくなります。壁の中で知らないうちに進行していくので気が付いた時は手遅れになります。
瑕疵保証保険検査員をしていると、この点しっかり押さえて施工されてる業者さんや監理されてる設計事務所さん 意外と少ない様に思います。。。
この様なことにならないよう壁の中の壁も通気をするような施工が特に大切です。
留言