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建築士定期講習を受講してきました

こんにちは「でざいんこま」の小松です。


建築士は定期講習を3年に一回受講することが、平成17年の耐震偽造の姉歯事件を発端に平成20年度から義務化されました。

私は今年が更新年度の為受講してきました。9時半~17時半までビデオ講習で、その後1時間の終了考査という試験でした。これに合格しないと修了してないとみなされ合格するまで再受講しなければなりません。

まあ ほとんど真面目に受けてれば合格するようなんですが、やっぱり試験となるといい点数が出るよう頑張ってしまいます。合否の判定は1か月後に郵便で届くのですが、それまでちょっとドキドキです。



 講習内容の注目点は

今後木造住宅の空き家が将来4軒に1軒の割合になるということで、この空き家を有効利用していく上で用途変更しやすい様に規制緩和される項目が割合多く追加されました。小規模な店舗や病院、福祉施設なら特殊建築物ほど厳しくなく住宅の規制で建てらるようになりました。

また中規模以上の木造建築の建替えや改修がしやすい様に改正されたことです。

 私達はこの改正を安易に利用するのではなく、設計者の責任がより重くなった考えて対応しないといけないと思いました。

 次に、建築士の職業倫理のこと。姉歯事件以降も、ダイワハウスの防火基準の不適合問題やレオパレス21の住戸間の壁問題など不正な事案がなくなりません。

「建築家において不易なもの、それを守り続ける意地がなくて、どうして人間に生まれ建築家を志した効がありますか」(前川國男の言葉より)普段の業務にも襟をただして真摯に向き合っていかねば!と心新たにできた意味でいい講習会でした。

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